犬が見つめてくる理由は?上手にアイコンタクトをとろう【2023年最新版】

著者は食事中、愛犬のキラキラした眼差し攻撃に負けてしまいオヤツをあげてしまいます。食事中の愛犬の視線は要求の視線とわかりますよね。では、ふと見たとき愛犬が真剣な眼差しでこちらを見ているのは何故でしょうか。

今回は30年以上、犬と暮してきたブリーダーが専門知識と経験をもとに「犬が見つめてくる理由」をわかりやすく解説していきます。愛犬の心理を理解することで絆がもっと深まると良いですね。

・愛情や信頼         
・行動の観察       
・要求            
・要求の対処法       
・緊張と不安       
・上手なアイコンタクトのコツ
・さいごに        

愛情や信頼

口角をあげたり、口をあけて見つめてくるのは愛情や信頼を表しています。犬を含めほとんどの動物は動物同士ののアイコンタクトはしません。なぜなら動物が見つめ合うのは「威嚇行為」にあたるからです。信頼している飼い主だからこそ見つめることができるのでしょう。

行動の観察

愛犬が「そろそろ散歩に行こう」「ごはんの時間かな」と、口に出さずとも何かを察して興奮することはありませんか?それは日々飼い主を観察することで飼い主の次の行動を予測しているからです。犬は想像以上に観察能力に優れています。

要求

ソワソワした様子、キラキラした瞳で見つめてくるとき、何かを要求している可能性があります。「散歩」「ご飯」「遊び」期待を込めた要求です。尻尾を振りながらついてきて見つめてくるときは、この場合が多いです。

要求の対処法

人が食事中のときなど、犬の視線の要求をやめさせたい場合は無視をします。視線を合わさないことが大切です。叱るのことは声をかけられたことにより犬が更に期待をしてしまうことがあるので良くありません。

緊張と不安

不安や緊張を感じた時も飼い主を見つめることがあります。また、叱ったときに首は左右どちらかにして目線だけ飼い主を見つめているときは「もうやめて」と伝えています。敵意がないことを示す表情で犬同士でも同じ仕草をします。

上手なアイコンタクトのコツ

散歩をしているときに何度も振り向きアイコンタクトをしてくる犬は飼い主とペースを合わせようとしています。目があったときに声をかけて褒めてあげます。覚えたてのトイレやシャンプーを上手にできたときなど、何かを成し遂げたときに口角をあげて見つめてくるのは褒めてほしい欲求があります。

さいごに

私は、犬のキラキラ眼差し攻撃が可愛くて好きです。要求には「要求吠え」「要求の視線」「要求の問題行動」がありますが、飼い主がよければ無理にしつける必要はないかもしれませんね。話せない犬のアイコンタクトを受け止めて声で返してあげると、より良いコミュニケーションになります。