犬も猫舌?犬の喜ぶ食事の温度&温かい食事のメリットと注意点【2023年最新版】
熱いものが苦手な人のことを猫舌と言いますね。それは猫が熱いものが苦手というところから由来されているとご存じだと思います。では猫以外の動物は熱いものが大丈夫なのか?今回は犬の舌をテーマに犬は熱さに強いのか、犬が好む温度と温かい食べ物をあげるメリットと注意点。火傷の症状をまとめました。
・犬は猫舌なのか
・犬の好む食事の温度
・温かい食事をあげるメリット
・温かい食事をあげる際の注意点
・火傷の症状
・さいごに
犬は猫舌なのか
実は、火を起こす人間以外の動物のほとんどが猫舌です。そもそも自然界には獲物の体温以上に高い温度の食べ物を食べないからです。人は過熱した食べ物を食べる歴史が長いため、より温度の高い食べ物が食べられるようになったと言われています。
犬の好む食事の温度
犬が喜ぶ温度は【38度~40度】です。これは犬が自然界で暮らしていた肉食の頃、仕留めた獲物が30度~40度だったからです。犬にとっての新鮮な温度なのです。例えるとお風呂の温度くらいです。
温かい食事をあげるメリット
食欲の増進
理由は2つで、1つ目に犬が好む温度であること。2つ目に食材を温めることで匂いが引き立ち嗅覚が刺激されることです。犬は見た目や味よりも先に食べ物の匂いに刺激され、その後に味を楽しみます。夏バテや食欲不振な老犬には温めたフードを与えることで食欲を増進させることができます。
胃腸に優しい
体温ほどの食べ物は胃への刺激が少なく消化機能を助け、消化と吸収をしやすくしてくれます。
体を温めて免疫向上
温かい食べ物は内臓から体を温めます。そうすることで血行がよくなり体全体の機能が促進されます。
温かい食事をあげる際の注意点
温めすぎないことです。【38度~40度】の温度を守りましょう。犬は初めに嗅覚で食欲を刺激されます。温めることで香りが立ち、より食欲が刺激されると熱いものを食べ慣れていない犬は警戒をせずに食いつくことがあります。火傷につながったり食事にトラウマを持ち食べなくなる犬もいます。
火傷の症状
もし火傷してしまったら以下の症状があるかチェックしてください。
・舌が赤くなる、腫れる
・舌が炎症を起こしている
・舌が白くなる
・ヨダレが多い
・口周辺を前足で触る、壁や物に擦る
・食欲がない、食べ方の異変
これらの症状がある場合は火傷を含め、舌の病気が疑われます。獣医師に相談することが求められます。
さいごに
犬が夢中で食べる姿ってとても可愛くて見ているだけで癒されますよね。犬も食べるのが大好きで食事を楽しみにしている子がほとんどだと思います。犬が喜ぶ温度にしてあげることで、いつもと同じご飯だったとしても、より喜んで食べてくれるかもしれません。食事にひと手間くわえて愛犬の食事をより豊かにしてあげたいですね。