犬の血液型は何型?性格との関係性と判定方法、血液型を知るメリット【2023年最新版】
ゴリラの血液型はB型しかない。なんて聞いたことあるかもしれません。では犬に血液型はあるのか?実は犬にもちゃんと血液型があります。何種類あるのか?知っておいたほうがいいのか?今回は犬の血液型をテーマにして書いていこうと思います。
・犬の血液型の種類
・犬の血液型の判定方法
・犬の血液型と性格との関係性
・犬に献血はあるのか
・犬の血液型を知るメリット
・まとめ
犬の血液型の種類
犬の血液型は8種類~13種類と言われています。今だ研究段階であり正確には解明されていません。現在、国際的な基準としては8種類と定められています。犬の血液型は人のABO式とは異なり、DEA式です。(Dog Erythrocyte Antigen「犬赤血球抗原」の頭文字)が使われています。+と-に分けられ(抗原を持っているか持っていないか)で血液型が決まります。さらに犬は複数の抗原を持つことができます。つまり人のように1人が「A型」というのではなく、1匹の犬で「DEA1.1(-)、DEA1.2(+)、DEA3(-)」となり、複雑になります。8種類というのはDEAの数になるので実際の血液型は13種類以上あると言われています。
犬の血液型の判定方法
ほとんどの動物病院で血液検査をすることができます。人と同じように静脈から採血します。検査結果が出る時間は検査項目により異なりますが、通常の検査では来院したときに検査結果を知ることができます。「犬の血液型の種類」で書いた通り犬の血液型は複雑で、詳しく検査するためには専門の検査センターに血液を送り、結果まで2週間程かかります。
犬の血液型と性格との関係性
血液型で性格に違いが出ることは考えにくいと言われています。犬の性格のほとんどは、犬種、生活環境やしつけ、本来持っている性質に左右されます。
犬に献血はあるのか
犬にも献血があります。動物には人間用の血液バンクのような仕組みがないため、動物病院でドナー登録をしてくれる犬を募集しています。献血には人よりも細い針を使い痛みはほぼありません。また、報酬はありませんが人がジュースなどをもらうように、犬にはノミ、ダニのお薬がもらえたりします。献血に最適な血液を持っているかどうかドナーの希望犬には血液検査が行われます。犬が健康かどうかもわかり、他の犬の命を救う手助けになります。犬には供血犬といって、血液をとるために飼育されてる犬がいます。供血犬のいらない社会にするために、ドナー犬が増えてくれることを願います。
献血に望ましい条件
年齢 【1~8歳】
体重 【25キロ以上】
性別 【妊娠・出産歴のない不妊手術済みの雌】
【交配予定のない雄】
生活環境 【室内・室外】
必要な予防【フィラリア、狂犬病予防、混合ワクチン接種、ノミ・ダニ予防】
その他 【輸血を受けた経験があると感染症のリスクがありドナーにはなれない。献血間隔は3か月以上あける】
犬の血液型を知るメリット
輸血が必要になった時に役立ちます。輸血というと怪我や事故で大量出血した時を想像するかもしれませんが、実はそれ以外にも輸血が必要になることが多々あります。その一部をあげると、貧血や多量出血、血管の破錠、骨髄性白血病、まだまだあります。いざという時の緊急治療のためにも血液型を知っておくことは非常に重要なことです。
まとめ
犬の血液型は非常に複雑ですが、動物病院で検査ができ結果もすぐにわかります。いざという時に愛犬を守るために血液型の検査をすることをお勧めします。また、献血のドナー登録をすることで愛犬だけではなく献血のためだけに飼育されている供血犬にも愛を分けることができます。
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