全身で表現する犬の気持ち
見ているだけで幸せな気持ちにしてくれる可愛い犬の行動。「何をしているの?」と笑ってしまうこともありますね。犬の行動は奥深く、愛らしく見えるその行動でも私たちに何かを伝えようとしていることもあります。
この記事では、30年以上犬と暮してきたブリーダーが専門知識と経験をもとに「犬の行動からわかる犬の気持ち」をまとめました。少しでも多く気持ちを理解してあげることで愛犬との絆が今よりもっと深まります。
・体を振る
・伏せる
・体を背ける
・人のそばでくつろぐ
・撫でた手にすり寄ってくる
・おもちゃを持ってくる
・叱られている時にそっぽを向く
・身震いをする
・蛇行してゆっくり近づいてくる
・寝ている飼い主に体をこすりつける
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【耳の動きでわかる犬の気持ち】
【尻尾の動きでわかる犬の気持ち】
【舐める場所でみる犬の気持ち】
【鳴き声でみる犬の気持ち】
【顔の表情でみる犬の気持ち】
体を振る
・ストレスや不安を感じている
犬はストレスや不安があると体を振ります。体を振ることで気持ちを落ち着かせようとしています。
・意思表示
興奮している相手に対して体を振るのは、敵意を持っていないことを表しています。
伏せる
相手に落ち着いてほしいとき、興奮をおさめてほしいときに行います。
「私は落ち着いているよ」とアピールしているのです。
体を背ける
興奮した相手に落ち着いてほしいときや、拒否をしている時に見せる行動です。
犬に吠えられたり、威嚇されたとき、人に叱られているときにみられます。
人のそばでくつろぐ
飼い主のそばで寝そべったり、体の力を抜いている様子は安心している証拠です。
信頼や、好意をもっているのでしょう。
撫でていた手に擦り寄ってくる
・要求している
撫でる手をとめたとき、手に擦り寄ってきたり“お手”をしてくる場合は「もっと構ってほしい」と要求しています。
大好きなブラッシングをやめたときなど。
一方、
「人の手や腕を舐める」
「離れようとする」
このような行動があれば拒否の意思表示です。
「やめてほしい」と伝えてきています。
おもちゃを持ってくる
おもちゃを自慢しているように見えますが、これは遊んでほしいときに見せる行動です。
おもちゃではない物でも喜びながら持ってくるのは「これで遊ぼう!」と伝えています。
叱っているのにそっぽを向く
犬は目を合わさないことで敵意がないことや敬意を示します。
叱られていることを十分に理解しています。興奮している犬にも「落ち着いてほしい」という意思表示で同じ行動をします。
身震いをする
・ストレス
不安・恐怖・興奮など強いストレスを感じたとき、犬は本能的に体を震わせます。病院などで震える犬がそうですね。
トレーニングや体のお手入れの最中にこの様子が見られたら、一度休憩をいれることが大切です。
蛇行して近づいてくる
・拒否の意思表示
叱って呼んだときにまっすぐ来ないことがあります。
体の側面を見せながら歩くのは「もう怒らないでほしい」という意思表示です。
また、犬に対してこの行動を見せた場合には、敵意がないことを示しています。
飼い主に体をこすりつける
・甘え
この行動は仔犬が母犬に甘える仕草の1つでもあり、人に甘えたいときにも同じ行動をします。
こすらず体を密着させてくるのも同じ意味があります。
・体の不調
犬は人間のように手を器用に使えないため、痒みや痛みなど不快に感じた部位を、壁・床・人にこすりつけて解消しようとします。その場合は甘えている訳ではないので様子をみて獣医師に相談しましょう。
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